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1987年だからもう20年まえになる。マガジンハウスの雑誌「ブルータス」が<食はアンダルシアに在り>というコンセプトで南スペインの食べ歩き取材をした。生ハムの産地として有名なアルプハーラ地方を訪れフェレイローラ村と出合った。標高3,500mにも及ぶシエラネバダ山脈の中腹に散在する小さな白い村のひとつである。住人は50人にも満たないし、そのうえ半分は外国人といった興味ある村である。そのあたりの事情は2005年に東京書籍から出版された「南スペイン、白い村の陽だまりから」を読んでいただくと良くわかります。 |
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伊豆大島を眺める布良の漁港の背には県立<野鳥の森>がある。その裏側に手作りの家を建ててから20年近くが過ぎた。土地を買った40年まえは田圃が囲み海岸線には松林が続いていた。しかし、今ではほとんど影を消している。反対に野生動物が異常に増えている。猿が群れをなして跋扈し、レモンやミカン、クリなどはほとんど食べてしまう。それに狸、アナグマ、リス、ウサギ、雉などがいる。まあ、野鳥の森の裏ということもあって小鳥たちは多く、朝の目覚めは小鳥たちのさえずりなのがよい。車で5分も走れば外房州の海岸線が広がるし、自然環境は申し分ない。ここを日本のベースキャンプとして全国の催事を手がけている。 |
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