南スペイン、南房総での、おだやかな田舎暮らし「イシイタカシの世界」 初めての方はこちらからどうぞ TOP
アトリエから/絵・過去の作品
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春のささやき
毎週木曜日に青空市がたつ。この絵の川沿いの畑が広場になり、市場に。近在の農家の天秤計りを使ってひしゃげたトマトを売っていたり、流れてきたヒッピーが手作りのろうそくを売っていたりで、お祭り気分。左端に覗くホテルのカフェで生を一杯飲み、隣のガソリンスタンドで満タンにしてから山を登る。今では木曜の定例行事になっている。 
ブドウ酒
赤ワイン党になってからの旅は、楽しみがひとつ増えた。一杯のワインがその土地の気候風土から文化まで、それとなく語ってくれるからである。
アンジェラスの鐘
教会の鐘の音には、つくものの思いがこもる。 人の誇るべき自尊心とは、ふだんは表情は言葉に隠れて見えないものなのかもしれない。誰の手の中にも、自尊心はしっかり存在しているものだ。
ポートワインの故郷
ポルトに流れ込むドウロ河の中流地帯はポートワインのためのブドウ畑が広がっています。どの畑も管理がよく見ていても飽きない。石垣が積まれた急斜面を青緑に埋め尽くすぶどうの葉は、川風に揺れている。
お姫様の村 オビドス
リスボンから北へ数十キロ離れたところに可愛いオビドスがある。この村は時の王様がお姫様のために作った。城壁に囲まれた集落は、白を基調にした群青色がとても映える。この村には国立のホテル、パウサーダがあり、部屋数は少ないが昔のままのお城の生活を体験できる。
おそれ
スペインから一時帰国したころ、住む家もなく、6畳一間のプレハブで生活し、テント小屋で仕事をしていた。そんな状況の中で仕上げたのが、詩画集”プラテロと私”だった。それだけに愛着が深い。その中でも、最も好きな ”おそれ”を題材に描いたのがこの絵である。
永遠の物語
カディス県にある小さな村、セテニールを訪れたのは30年ほど前だった。地形に逆らわず、鎖のようにつながる家々の屋根瓦が、とても心地よいリズムになって街をかけめぐる。永遠の調べではないか。
光彩
陽光おだやかな地中海に面した漁港カダケスは、バルセロナからフランスに向かう途中にある。今は観光地と呼んだほうがよい街になっている。他の観光地と違うところは、新しい建物を認めないことである。だから街全体、昔のままのたたずまいだ。この絵にある、小さな入り江の可愛いレストランに入った。メニューにウニがあるという。早速注文、その新鮮さと安さに満足して店を出ると、その理由がわかった。入り江の岩肌にびっしり、ウニがついていた。
南ポルトガルの港
南ポルトガルはアルガルベ地方の港街、ポルティマオ。昔から漁港として栄えた街だったのだが、今は気になるレストランが多くの観光客を呼んでいる。ここの名物もカタプラーナ鍋を使った魚介の料理。必ず寄りたくなる港街である。
ヤマモモ売り
詩画集プラテーロとわたし のなかにある作品。 プラテーロがジプシーの子が連れているヤマモモ売りのろばに嫉妬するという詩をテーマにした絵。舞台は南スペインのロンダに近い村。
(版画あり)
モゲールの空にいるプラテーロへ
アンダルシアを深く愛した詩人、ヒメネスの生まれ育ったモゲール村で、うつらうつらしながら、気が付いたら開けた地平線まで続く河原は、雲のオープン・シアターになっていた。まぶしく、綿雲が風に流されながら、刻々と姿を変えていく・・・
白い村
南スペインの山間部シエラ・デ・サハラにある古い教会。この村はアラブ時代からの古い村で岩山にへばりつくように白い村が見える。山の頂上にはアラブ時代の物見の塔がある。毎年のように訪れて絵にしているお気に入りの村である。
イチジク
詩画集プラテーロとわたし のなかにある作品。朝露に濡れたイチジクの実を子供たちと一緒に誰が最初に獲れるか競争する話。もちろんプラテーロが一番。南スペインではイチジクの実を獲るときは朝に決まっている。なぜならば午後になるとミツバチたちがやってくるからだ。
オリーブ畑に天使が降りて
10年住んだセビリアでの子育てを書いた単行本「オリーブ畑に天使が降りて」の表紙。南スペインの春先は麦畑が青く輝き絵の題材にはうってつけである。風になびいて銀色に光る穂先は大海を思わせる。
途中下車
南から北大西洋に面したバスク地方に来ると、これが同じ国かと思うほど気候風土が違う。緑は濃いし、どこの街にも深い色合いがあり、重厚な印象を受ける。言葉もスペイン語とは完全に異なる。ドノスティアの近くにある海岸沿いの街サラウツも裏通りをいくと昔ながらのたたずまいだった。
沃野
セビリアからカルモナへ向かうと、一面に沃野が広がる。麦畑やひまわり畑がオリーブ畑と混在し、色の格子模様を描く。道端には野生のアスパラガスが生えてたりウイキョウが小さな黄色い花を咲かせ風に揺れている。何回訪れても飽きない大好きな路が続く。
雨あがり
雨の多いバスク地方は、それだけに水が豊富。たおやかに流れる河、見ているだけで気分をゆったりさせる。雨あがり、一条の光が射すと、ますますアップ・テンポになり華やかさを増す。
シントラ城
天を突いて聳えているのがシントラ城だ。ポルトガル王室の夏の離宮だったのだが、それにしても風変わりな外観をしている。
リオ・ナビア(ナビア河)
北のガリシアとアストゥリアス地方の間には、川幅の広いナビア河が流れている。この河の特徴は、ワイン圏とシドラ圏に分かれていることだ。もちろんそれだけ言葉も感性も違ってくる。
道ばたの花
アンダルシア地方は赤い広大な沃野がいくつも続く。そのキャンバスのような大地に、整然と並んだオリーブの木が縞模様を描いていく。春雷と驟雨のあと、大地はより激しい赤になり、水溜りが現れる。大地が雨水と出会うと、萌えるように緑がわきでてくる。そして赤と緑の調和をとるように、黄や白の花々が咲き始める。自然が演じる舞台は名役者ぞろいだ。
ラ・マンチャの風車
ラ・マンチャ地方はドン・キホーテが活躍した場所である。そのなかにカンポ・デ・クリプターナという小さな村があるが、ここにはたくさんの風車が眺められる。実はここがドン・キホーテが風車に挑んだ場所ということになっている。うそかまことか、なんだか本当のような気配が満ちている興味ある村だ。
風車の昔に
陽炎ゆれる草原の中に風車や白い村が見えてきたら、ラ・マンチャ。風車は、昔と変わらない姿で、次なる挑戦者を待っている。
神の降りる地
ガリシア地方。気候の変化が激しく、なんだか神様が居座っているよう。ヨーロッパの巡礼地、コンポステーラもここにあるところをみると、あながちうそではなさそうだ。海岸の修道院を見ていたら、尖塔は神との交信アンテナではないかと、確信しだした。
夜景
マドリードの夜は、遅くまで人通りが絶えない。
涼風
私の住むフェレイローラ村は標高1000m、ピトレス村1300mくらいで、絵の家はもっと高い。標高が違うと微妙に植生も気候も変わってくる。標高が上がるにつれて季節が遅れてくるから、長い間、旬が楽しめる。季節の狭間に、時間が見えてくるみたいで、興味のつきないところである。
ポルトガルの食べものたち(1)
自身の永遠のテーマであるが各地の食材については大変興味がある。どの土地を訪れてもまず最初に市場に行くのが常である。食材のスケッチはこれからも続けていくことだろう。
ポルトガルの食べものたち(2)
野菜や果物は土地によってかなり種類が違う。ポルトガルのキャベツのなかには、葉が巻いてないものがある。硬くて日本のキャベツのような食べ方はできないが極薄に切り、じゃがいもと豚の腸詰めを合わせたスープはポルトガル料理の定番である。絵葉書にはなってないが、油彩/版画/スケッチ参考展示
ひまわり畑
南スペインの初夏はひまわりが広がる。地平線まで華やかな黄色で埋まる平原には力強いエネルギーが詰まっている。洗濯物もよく乾きます。
八月
セビリアの東にローマ時代の古都カルモナがある。お城を宿泊施設にした国営パラドールホテルがあることでも有名だ。そこから広い平原に進むと昔ながらの畑が続く。八月、枯野にはドライフラワーが咲き乱れているようだ。南スペインの夏の原風景である。
昼下がり
ひまわり畑の向こうから旦那さんが帰ってくる気配を感じてください。夫婦の有様を描きました。
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